インド人から学ぶ、先が見えない時代に役立つマインドセット

ビジネスやプライベートでインドと関わりを持つようになってかれこれ7年。インドには多くの成長機会を与えてもらってます。今回は私がインド人から学んだ、先が読めない時代に役立つ”マインドセット”についてお伝えします。

やりたいことがあるのに一歩踏み出せない人、モヤモヤを感じている人必見です。

一つめは、 “まずはやってみよう!マインド”

今インド人のパートナーと新しいビジネスの企画を一緒に考えています。日本とインドでは実行までのスピード感が違います。インド人は良いアイディアや、いいね!面白い!と思ったらどんどん実行に移します。

実行すれば何らかの結果が出るので、そこからまた考ればいいね的な思考です。上手くいかなかったことは修正すればいい。走りながら考えるのが得意なのがインド人です。

一方、日本人はしっかりと計画を立て、準備をしてから実行に移すケースが多く見られます。もちろん計画を立てることは重要ですが、先が読めない時代で綿密な計画を立てるのは難しいし、キチッと立ててもその通りにいかないこともあるでしょう。

あれこれ考えすぎずて実行に移せない時に、一歩踏み出せない時に、とりあえずやってみよう!やって見ないとわからないじゃん! というマインドで実行してみるのも良いのではないでしょうか?

2つ目は、出来ないでなく、今出来ることは何か?という思考

これはジュガードの精神にも関係していると思います。 現状あるもので出来ることをやろうという発想です。 インド人はトラブルが起きても、今自分に出来ることは何か、そこからソリューションを考え実行する思考が身についています。出来ない理由を探すのでなく、出来る理由を探すマインドセットは、予期せぬトラブルが常に起きるインドでは必須です。

インド人にバックアッププランは何?と聞くと、大体すぐに答えが返ってきますが、彼らは無意識に次の一手(今出来ることで)を常に考えているように感じます。

日本人は何かにチャレンジする時に、新しいことをスタートする時に、自分にはまだスキルや知識不足だから。。。と出来ない理由を探しがちですが、 今の自分に出来ることは?という発想から、さらに最大限のパフォーマンスを出す努力をする。自分の限界を少し超えてチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。

3つ目は、小さなことから始めてみよう!

“Let’s start small” インド人と仕事をする時に良く使うフレーズです。 これは一つ目のまずはやってみように関係してきますが、いきなり大きなことにチャレンジするのではなく、まずはすぐに出来そうなこと、小さなことでトライしてみよう!という発想です。

昨日のインド人とビジネスミーティングにて、この企画からどう利益を生むのか?の私の問いに”今はどう利益が出せるか分からない、だが3回トライすれば必ず答えは見えてくる”

だからまずは実践して結果を見てまた考えよう!

走りながら考えるのが好きなインド人の思考です(実は私も元々この考えなので、インド人とは波長が合いますが。。。)

最初から完璧を目指すのではなく、トライしながら形にして行く。走りながら考える。

世の中がどんどん変化して行く中で、過去の事例や経験が役に立たなくなってくる。そんな中で、まずは試してみる、結果が出る、その結果を見てまたどうするか判断しよう!こんな発想は役に立つのではないでしょうか?

以上、3つの学びを書きましたが、インド人と働く上で苦労することも沢山あります。

例えば、熱しやすく冷めやすいのもインド人の特徴(全員ではありませんが) 先月まではあんなに盛り上がっていたのに、一気にトーンダウンしてレスポンスも悪くなる。 他に興味があることがあると、それに乗り移ってしまうのもインド人の特徴でもあります。 予期せぬことが常に起きるインド。常にバックアッププランも考えないと痛い目に合います。

でも、そんなインドだからこそ自分を成長させてくれるのですよね。

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