インフラ系企業向けの研修に向けた準備がいよいよ佳境を迎えています。来年1月からホーチミン、ダナン、ハノイで実施されるこの研修では、参加者が海外での経験を単なる体験に留めず、帰国後に職場で実際の変化を生み出す力を養うことを目指しています。この研修は、日本とは異なる環境で成果を出すための「行動重視」のアプローチと「自己を俯瞰する視点」を組み合わせたユニークな内容となっています。
まず重視しているのは「まずはやってみる」姿勢です。日本では慎重な計画やルールを重視しますが、ベトナムのようなビジネス環境では、柔軟な行動力が不可欠です。考えるより先に動くことで、体験を通じて課題に向き合い、少しずつ成果に近づく力を身につけます。
また、異なる価値観や常識を持つ課題や人々との出会いは、参加者に自分自身を俯瞰する視点を提供します。自分の強みや傾向を再発見するとともに、職場やチームに埋もれているリソースを認識し、活用するきっかけを生み出します。課題は簡単なものからスタートし、徐々に難易度が上がる設計で、自己理解を深めるプロセスが整えられています。
各ミッションの後には、グループコーチングを通じた振り返りを行います。これは、個人の内省だけでなく、グループでの意見交換によって互いに気づきを共有し、学びの相乗効果を高める場です。これにより、個々の成長がチーム全体にも波及し、職場でも変化をもたらせるようになります。
この研修は、単なる異文化体験ではなく、行動と思考の両面で成長を築く挑戦の場です。ベトナムでの経験を通じて、参加者が自己変革を果たし、帰国後には職場で革新の力として貢献できるようサポートしていきます。